
チーム千葉ボランティアネットワークでは、さまざまな分野で活動するボランティア団体や個人を紹介し、「やってみたい」という気持ちをつなぐ取り組みをしています。今回は、中国から来日し、日本での生活の中でボランティア活動に挑戦している、マンさん(36歳)にお話を伺いました。

◆はじめに、簡単な自己紹介をお願いします。―
中国・上海市の近くの出身で、大学では日本語を専攻していました。上海市で仕事をしていましたが、1年ほど前に来日し、現在はシステム関連のプロジェクトに携わっています。千葉市に住み始めてからは、まだ半年ほどです。
◆ボランティア活動に興味・関心を持ったきっかけについて教えてください。-
中国にいた頃から、障害のある人のサポートや、子育てに手が回らない家庭の支援などに関心がありました。ただ、仕事が忙しく、なかなか行動に移す機会をつくることができませんでした。日本に来て生活が落ち着いたことで「自分の力で少しでも人や社会の役に立ちたい」という思いが改めて強くなり、ボランティアに参加するようになりました。
子どもの頃から親に「社会に役立つ人になりなさい」と教えられ、困っている人を助けたいという思いを持っていたそうです。
◆これまでに参加したボランティア活動について教えてください。-
日本に来てからこれまでに2回、ボランティア活動に参加しました。1回目は「千葉市民活動フェスタ」というイベントで、抽選コーナーの設営や運営のサポートを他のボランティアの方と一緒にグループになって行いました。会場は活気があり、楽しい雰囲気での活動でした。印象に残っているのは、景品選びに迷っている来場者の方への対応です。日本語に不安があったため、事前に景品の内容を調べ、説明できるように準備して臨みました。その結果、説明を聞いた来場者の方にとても喜んでもらえたのがうれしかったです。
2回目は、視覚障害のある方が企画・出演した「チャリティークリスマスライブ」の運営サポートです。受付でのチケット確認や当日券の販売などを担当しました。会場で出会った障害のある方が、皆明るく活発だったことが強く印象に残っています。活動する前は、自分が「お手伝いをする側」だと思っていたのですが、逆に元気をもらいました。
その言葉からは、関わる中で見方や感じ方に変化があったことが伝わってきました。

◆ボランティア活動に参加するにあたって、「壁」のようなものを感じたことはありますか?-
やはり言葉の壁を感じるときはあります。もっと日本語を勉強して、もっと貢献できるようになりたいと思っています。
不安があった中でも、実際に参加したボランティア活動はいずれも事前に「説明会」があったため、安心して取り組むことができたそうです。

◆今後やってみたいボランティア活動はありますか?-
これまでは、社会的に弱い立場の人を支援する活動に関心がありましたが、現在はさまざまな分野に興味が広がっています。日本に来て初めて知った「まちづくり」の活動や、環境分野にも関心があるので、今後は公園の花壇の手入れや植栽活動などにも参加してみたいです。
日常の中で見かけた地域の活動が、新たな興味につながっているようでした。
◆「これからボランティア活動をやってみようかな」と考えている外国籍の方に向けて、一言お願いします。-
最初は「自分は役に立てないのではないか…」と不安に思うかもしれません。でも、経験を重ねれば、必ずうまく活動できるようになると思います。まずは一歩を踏み出してみてほしいです。
自らの体験をもとに語る言葉は、これから挑戦しようとする人の背中をそっと押してくれます。
取材の最後に、千葉市の印象について聞きました。
◆千葉市での暮らしについて、印象はありますか?-
千葉市に住んでまだ半年くらいですが、住みやすいと感じています。公園など自然が身近にあるところも気に入っています。
少し照れながら答えてくれたマンさん。穏やかな表情からは、この街に馴染んできている様子が伝わってきました。
インタビューを通して感じたのは、「やってみたい」という気持ちの大切さでした。国や言葉の違いがあっても、その気持ちは誰にでも開かれています。
ボランティア活動には、国際交流、イベント運営、観光案内など様々な分野や関わり方があります。「ボランティアってどんな感じ?」と思ったら、まずは一歩を。楽しむ気持ちを持って参加してみませんか? チーム千葉ボランティアネットワークは、その一歩を応援します。

