10月19日(日)、当サイトにボランティア募集情報の掲載依頼をいただいたイベント「エコメッセちば2025」の見学に行ってきました。
「エコメッセ」は、持続可能な社会の実現を目指し、市民・企業・行政・大学が実行委員会を組織して運営している環境啓発イベントで、1996年から毎年開催されています。「環境について楽しみながら考え、体験でき、子どもから大人まで様々な人々が出会う『環境への気づきの場』」を基本コンセプトとしているそうです。

会場は、幕張メッセ国際会議場。「千葉県最大の環境活動見本市」と銘打っているだけあり、大きな会場です。「30周年感謝祭」というコピーも見られますが、30年も続いているなんて本当にすごいです。私自身も、まだ屋外開催だった2002年頃に、所属していた団体でエコメッセに出展をしたことを思い出しました。(記憶がかなりおぼろげですが…。)
そんな思い出に浸りながら会場に入り、「さて、どの出展から見ようかな」と思って受付でいただいたパンフレットを開いてびっくり!なんとブースの数だけで100を超えています。

残念ながら長時間滞在することはできないため、ターゲットを絞らねばと思い、まずはボランティア受付ブースを訪ねたところ、実行委員の横山さんにお会いすることができました。
「ボランティアがあまり集まらなかったのよ。」という耳の痛いお言葉もありましたが、サイトのリニューアル予定のお話などをして盛り上がりました。
その後、よく知る「豊砂ビーチ・ワークス」のメンバーさんに偶然お会いしたので、団体のブースへ。千葉市の西の端、幕張豊砂の海岸でビーチクリーンを行っている団体です。クイズが用意されていたり、“ノベルティ”を配っていたりと、出展に工夫がされています。美浜区の地域活性化支援事業補助金を活用しているようですね。

と、こんな調子でレポートをしていると冗長になってしまうので、以下、訪ねたブースのうちいくつかを箇条書きでご紹介します。
・「千葉県立茂原高等学校Team茂高街塾 サーキュラーエコノミー推進Team」
:ペットボトルキャップを回収してリサイクルした再生プラスチック等を利用した、ペットボトルホルダー兼スマホスタンド『プラクルホルダー』の制作・販売など。

・「首都圏CCS株式会社
:カーボンニュートラル実現に不可欠なCCS(二酸化炭素回収・貯留)の可能性調査等の事業紹介。
・「軒先珈琲
:フェアトレードコーヒーの販売。空き家など有休空間を活用したコミュニティづくりなどを行う。
・「clecle(クルクル)
:寄付された米袋をアップサイクルしたオリジナルバッグの製作・販売。特別支援学校の生徒の社会参加と自立を目指す。

こうした“見本市”的なイベントは、一つのブースを訪ねると最低でも10分くらいは滞在して資料を見たり話を聞いたりしないと、理解が深まりませんね。もっと多くのブースを回りたかったのですが、時間がなくなってしまいました。
ただ、帰り際に実行委員長の桑波田さんや実行委員の谷合さんともお会いして、エコメッセに限らず、各実行委員さんの所属団体などとも連携したいですね、といったお話をすることができました。

今回は、前から知っていた・気になっていた団体等のブースだけでなく、偶然目に留まったブースも訪ねてみましたが、知らないことだらけでとにかく興味深かったです。
紹介したブース以外にも高校や大学関連の出展が多かったですし、また家族(小学生くらいのお子さん連れ)での来場者が多かった点も印象に残りました。
「エコ」や「環境」に関する活動は、専門性が高く特定の団体だけが行っている、といった誤ったイメージが払拭されたことも大きな収穫でした。
次年度は、「チーム千葉ボランティアネットワーク」としても出展できないかな…といったことを考えています。