「第50回千葉の親子三代夏祭りボランティア」ボランティアスタッフインタビュー

 2025年8月17日(日)、千葉市中央公園周辺で開催された「第50回千葉の親子三代夏祭り」を支えたボランティア124名は、エコステーション班、給水所班、パレード班、おどり・太鼓班、放送班に分かれて活動しました。

 今回はその中から、放送班に所属した大学1年生のあやさんとひとさんにお話を伺いました。やぐらの上からお祭りを盛り上げる大切な役割を担ったお二人。参加のきっかけや活動の様子、感じたことをインタビューしました。

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◆今回ボランティアに参加しようと思ったきっかけは?―

あやさん:大学のHPに掲載されていて、もともとボランティアに興味があったので応募しました。何度かボランティアに参加していたので、自然にやってみたいなと思いました。

ひとさん:私も大学HPの募集を見て、やってみたいと思いました。ボランティアに興味はあったけれど、こうした大きなお祭りの運営に関わるのは初めてです。

二人とも「やってみたい」という前向きな気持ちがきっかけになったそうです。

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◆具体的にどんな活動をしましたか?―

あやさん:放送班として、やぐらの上でパレードやみこしに参加する団体の紹介をしました。参加団体を紹介して、台本を読むうちに色々知ることができました。

ひとさん:会場案内や注意事項のアナウンスを担当しました。大勢の人の前で話すのはとても緊張しました。

お祭りをスムーズに進行させる大切な役割。二人の声が、会場の雰囲気を盛り上げていました。

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◆実際に活動してみてどうでしたか?―

あやさん:小中学生の時に放送委員をやっていましたが、こんな大きな会場で話すのは初めて。思った以上に声が届くのを感じて、やりがいがありました。“見る側”ではわからない、お祭りの裏側を体験できました。

ひとさん:私も小学生の頃にお昼の放送をしていたことがあったのですが、当時は教室に向かって一方的に話すだけでした。今回はやぐらの上で、たくさんの人に向かってアナウンスするので、言葉をきちんと伝えたくて、区切り方やイントネーションにすごく気を使いました。

お二人の言葉からは、緊張と同時に「達成感」や「学び」が大きかったことが伝わってきます。

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◆ボランティア経験はありましたか?また、これからボランティアをしてみたい人にメッセージをお願いします。―

あやさん:お祭りのお手伝いや近所のクリーン活動をやったことがあります。今回は、お祭りに遊びに来るだけでは見られない裏側がわかりましたし、千葉市のコミュニティの一員として活動できる機会はとても貴重でした。ボランティア活動は、新しい人との出会いもあってやりがいもあります。ぜひやってみてほしいなと思います。

ひとさん:ゴミ拾いの経験はありましたが、イベントは初めてでした。ボランティアに参加したことでその場所のことを知り、今まで気づかなかったことや新しい発見・視点を得ることができました。将来を考えるきっかけにもなるのではと思いました。ボランティア活動は経験してみるといいと思います。

経験者だからこそ伝えられる、力強いメッセージですね。

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◆千葉市の印象があったら教えてください。お祭りに参加してどうでしたか?―

あやさん:千葉市はモノレールが走っていて、アクセスが良いと感じていました。千葉の親子三代夏祭りは初めて見ましたが、パレードやみこしの数が想像以上に多くて驚きました。すごいです。

ひとさん:私は高校時代の部活動で千葉市民会館や千葉県文化会館など訪れたことがあり、大きな施設がある印象を持っていました。今回のお祭りは来場者も多く、今まで行った中で一番規模の大きなお祭りでした。屋台や大道芸、ステージもたくさんあってとても楽しかったです。

千葉の親子三代夏祭りの熱気を、市外ご出身の二人とも強く感じてくれたようです。

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 今回のお祭りは、124名ものボランティアの皆さんの協力によって進行しました。エコステーションでごみの分別を呼びかけた人、暑い中で水を配った人、パレードを誘導した人。それぞれの持ち場で頑張る姿があったからこそ、大きな事故もなく無事に終えることができました。

 何より、あやさんとひとさんのインタビュー中に見せてくれた笑顔がとても印象的でした。緊張や苦戦もあったけれど、表情には充実感が溢れていました。ボランティアは「人を支える活動」であると同時に、「自分自身も笑顔になれる活動」なのだと改めて感じます。

 これからもチーム千葉ボランティアネットワークは、地域を支える皆さんと共に活動を続けていきます。あやさん、ひとさん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!