チーム千葉ボランティアネットワークでは、さまざまな分野で活動するボランティア団体や個人を紹介し、「やってみたい」という気持ちをつなぐ取り組みをしています。今回は、所属しているNPO法人の事務局の仕事もどんどんこなしながら、自らも精力的に活動されている「クールだけど静かに熱い」、チーム千葉メンバー・ひでさん(77歳)にお話を伺いました。


◆はじめに、簡単な自己紹介をお願いします。―

 京都市出身で、現在は千葉市花見川区在住です。エンジニアリング会社を退職後、原薬会社で10年半パート勤務をし、現在は無職です。大学卒業以来、主に千葉県内で暮らしてきました。

東京・千葉を中心に活動し、1年のうち4割ほどは、ボランティア活動などで外に出ているそうです。


◆ボランティア活動を始めたきっかけを教えてください。―

 小学生の頃、ボーイスカウトで赤い羽根共同募金を呼び掛ける活動をしたのが原点かもしれません。本格的に活動を始めたのは2013年になります。語学を活かしたいと思い、ボランティア活動について調べたところ、「NPO法人成田空港ボランティア・スカイレッツ」という団体に出会いました。
 最初は、留学生を成田空港でお出迎えし、その後、到着した学生を学校のキャンパスまで送迎する活動をしました。また、市役所での手続きをサポートしたり、手続きの待ち時間には神社への案内もしたりといった活動をするようになりました。

「若い人たちと話せるのが楽しくて。生活のスタートに関われるのは本当に楽しい経験でした」と振り返ります。


◆印象に残っているボランティア活動はありますか?―

 オリンピック・パラリンピック前のテストマッチとして開催された2019年の世界ボートジュニア選手権大会です。空港出迎えから大会デスクまで、延べ約250人で12日間サポートしました。企画をしたり、調査をしたり、具体的に詰めていって実行するのが好きなんです。大きなイベントをみんなでやり遂げるのは楽しかったですね。他にもテコンドーやフェンシングなど、国際大会に携わったことです。


◆シニア世代のボランティア参加についてどう思いますか?―

 難しさは感じません。経験やコミュニケーション力が活かせます。一方で、会社時代の肩書きを持ち込まず、フラットな関係でいることが大切だと感じます。いろいろな性格の人が集まるからこそ面白い。それぞれの力を活かし合い、「その場で一緒にやっていきましょう」という気持ちが大事だと思います。

穏やかな語り口の中に、仲間と並んで活動してきた方ならではの実感が滲んでいました。


◆現在の活動内容を教えてください。―

 成田空港での外国人出迎えでは、JRのICカード購入、両替、目的地までの案内などをサポートしています。2人体制で活動するので安心です。また、国際会議や文化イベントの支援、小中学校での国際交流活動も行っています。最近は観光案内ボランティアの新事業も企画中です。ほかにも東京都の街なか案内ボランティア、マラソン大会サポートなど幅広く参加しました。

「どの活動も楽しいですよ」と、ひでさんは笑顔で話します。その「楽しい」という言葉には、単なる面白さだけでなく、人との出会いや学び、チームでやり遂げる達成感まで含まれているように感じました。


◆これからボランティア活動を始めたい人へメッセージをお願いします。―

 自分ができるときに、余裕をもって活動を楽しみましょう。仲間がいます。やってみれば楽しさがわかります。楽しかったら、また参加すればよいのです。

ひでさんは、目の前の役割を丁寧に積み重ねながら、活動そのものを楽しんでいます。しっかりと地に足がつきながら、静かに情熱を燃やす姿がとても素敵でした。


 

 ボランティア活動には、国際交流、イベント運営、観光案内など様々な分野や関わり方があります。「ボランティアってどんな感じ?」と思ったら、まずは一歩を。楽しむ気持ちを持って参加してみませんか? ,チーム千葉ボランティアネットワークは、その一歩を応援します。